オイルギャラリーオリフィスは本来、シリンダーヘッド冷却に必要なエンジンオイル供給量をコントロールする機能を有しますが、RB26純正品は、開孔径Φ2.0と大きく、過剰なオイルがシリンダーヘッド側にまわってしまうことから、高回転高負荷時、シリンダーブロック側に適正な油量が不足し、エンジン全体において、適正な油量バランスがとれない可能性があり、以下のような危険性を生じる可能性があります。
危険性の例
- クランクジャーナル/メタルの焼き付き - サーキット走行時など水平方向にG発生時オイルストレーナ― エア噛み
- オイル下がり誘発及び悪化 - ブローバイ増 及びタペットカバーからのオイル吹き出し
RSE オイルギャラリーオリフィスは、純正品上に圧入することで、開孔径Φ2.0からΦ1.5へシリンダーヘッドへのオイル供給量を最適化し、上記のようなリスクを最小限に押えエンジンの信頼性を向上させます。
ブローバイ対策には高精度ピストンリングを採用するR.S.E. 鍛造ピストンを推奨します。
開孔径 Φ1.5・純正品は取り外しせず、上部に圧入してください・油圧式ラッシュアジャスターを採用するRB20/25には使用できませんが、 R.S.E. SPEC-R カムシャフト等、ソリッドカムシャフト+ソリッドリフター化した場合に限り使用可能となります。